【流行語大賞】ノーベル平和賞受賞「被団協」核兵器廃絶を世界に訴える 来月授賞式/ノミネート
今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が5日、発表された。トップ10と大賞は、12月2日に発表される。 【イラスト】新語・流行語大賞大賞ノミネート一覧 ◆ ◆ ◆ 「被団協」 2024年ノーベル平和賞を受賞した原爆被害者団体「日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)」のこと。受賞理由は「核兵器のない世界を実現するための努力と、核兵器が二度と使われてはならないことを証言により示した功績」。核兵器廃絶運動での受賞はICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)以来7年ぶり。 日本被団協は1956年(昭和31)8月に結成され、長年にわたり核兵器の廃絶や被爆者救済を訴える活動を続けてきた。来月10日にノルウェーの首都オスロで行われる授賞式には、いずれも代表委員の田中煕巳氏(92)、田中重光氏(84)、箕牧智之氏(82)ら計31人が出席する予定。授賞式での講演のほか、参加者による現地の学生への証言なども予定される。 ◆ ◆ ◆ 事務局では、今年の傾向を「2024年は1月に能登半島地震が発生し暗いニュースからのスタートとなったが、オリンピック、大谷選手の活躍、ダンス動画関連のヒットなど、話題は数多くみられた。流行語としては、小粒がそろったと思われる。また、「お金」にまつわる用語が数多く発生。責任をもたない風潮の世の中、光と闇が混在した年であり、嵐の前の静けさを感じさせる」としている。