校内に専用の窯! 小学校で30年以上続く炭焼きは「地域の宝」火入れ後の見守りでは保護者や教師らが鍋を囲み絆強める【鹿児島発】
子どもをみんなで見守ろうという行事。地域の宝に
12月6日。窯出しの日を迎えた。 「できているんだと思った。炭が」児童が興奮気味に話す。炭を割り、木炭同士をたたいてみた。金属のような音がする。密度が高く上質な木炭の証だ。 子どもたちも「きれい」「めっちゃきれいで、すごい」「みんなで協力してできるから良い炭になる」と出来栄えに満足気だ。炭焼きは大成功となった。 完成した炭は、使いやすい大きさに切り、袋詰めして地域の人たちに販売する。売り上げは、PTAの活動費用にあてられることになっている。 細山田小学校の南美和PTA会長は「田舎ならではの皆さんの協力があり、子どもをみんなで見守ろうという姿勢が出ている行事。宝にしたい。これからも続けていけたらいい」と語った。 細山田小学校の炭焼き。それは、児童と保護者、それに教師が一緒になってじっくり築き上げた、まさに「地域の宝」なのだ。 (鹿児島テレビ)
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