北陸電に志賀原発の廃炉議案提出 市民団体、株主総会で採決へ
北陸電力の株主で脱原発を目指す市民団体のメンバーが25日、富山市の北陸電力本店を訪れ、能登半島地震で被害の出た志賀原発(石川県志賀町)の廃炉などを求める6議案を提出した。毎年6月に開かれる定時株主総会で採決される見通し。 議案では、能登半島地震で一部施設が損傷したことなどを受け、同社が再稼働を目指す志賀原発の廃炉を要望。地震後の被害に関し、発表訂正が相次いだことを踏まえ、同社の情報開示体制を見直すことなども求めている。 市民団体は富山、石川、福井3県に住む株主で構成。事務局の和田広治さん(71)は「原発をやめて、地域の人のための会社に立ち戻ってほしい」と訴えた。