シリアで送迎バスが川に転落 孤児学校の生徒ら7人が死亡
ダークシュ、シリア、6月7日 (AP) ― シリア北西部イドリブ県で6月6日、孤児学校の生徒と教師を乗せたマイクロバスが道路から川に転落し、少なくとも7人が溺れ、20人が負傷した。 最寄りの病院で負傷者を治療した医師らによると、負傷した20人の大部分は女子生徒だったという。 また、英国に拠点を置くNGO「シリア人権監視団」によると、生徒らはコーラン暗記教室に通っていたという。 事故が起きたのはイドリブ県西部の町ダークシュで、バスは道路からオロンテス川に滑落した。 救助隊の捜索活動は6時間で切り上げられた。 バスが滑落した原因は不明だが、捜索現場からの画像には、川底を見下ろす険しい岩場が写っており、バスが通れるような場所には見えない。 シリアの内戦と、昨年トルコとシリア北部を襲ったマグニチュード7.8の大地震によって、この地域はすでに大きな打撃を受けている。 反体制派が支配するシリア北西部に住む約510万人の大半は、14年目に突入した内戦で国内避難民となり、時には2度以上避難を繰り返し、生きるために援助に頼っている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)