肥薩おれんじ鉄道が減便 運転士不足のため2月から当面の間 代行バス運行の予定なし
肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市)は10日、運転士の確保が困難なためとして、2月1日から当面の間、一部列車を運休すると発表した。平日は上下5本、土日祝日は上下2本を減便する。解消の見通しは立っていない。 【写真】〈関連〉肥薩おれんじ鉄道のルートと駅名を地図で確認する
いずれも朝の便。平日の上りは5時11分出水発八代行き、6時23分隈之城発米ノ津行き。下りは5時7分出水発隈之城行き、6時42分八代発西出水行き、7時43分米ノ津発野田郷行きが運休する。現行ダイヤは平日が全53本、土日祝日は50本。 同社によると、通勤や通学への影響を抑えるため、乗客が少ない便を選んだという。代行バスを運行する予定はない。7時23分米ノ津駅発野田駅前行きは、南国交通バスがある。 同社によると、通常は運転士が35人必要だが、現在4人不足しており、休日出勤などで対応している。今後も数人が退職する予定のため、安全運行や健康維持に支障を来しかねないと判断した。 同社の担当者は「利用者に迷惑をかけ申し訳ない。運転士確保のため、引き続き採用活動に力を尽くす。ご理解いただきたい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島