睡眠時間は取れていますか? 睡眠不足補う“昼寝” 学校や企業も導入
日テレNEWS NNN
日本は世界的にみても睡眠時間が短いといわれていますが、みなさんは、きちんと睡眠をとれていますか? 睡眠時間を少しでも確保するため、学校や企業が始めた取り組みがありました。 ◇ ポカポカ陽気のお昼時。東京駅周辺では、あちこちにお昼寝をする人たちの姿がありました。3月15日は“世界睡眠デー”。ただ、街の人が抱えていたのは、睡眠の問題です。 10代 「最近、あんまり寝られていないですね」 会社員(50代) 「(仕事から)帰ってくるのが遅くて、そこからご飯とかお風呂入ったり、なんだかんだやって1時くらいになっちゃって」 睡眠時間を十分に、確保できていないといいます。 世界の中でも、特に睡眠が足りていないという日本人。世界33か国を対象にした2021年のOECD調査によると、世界的な「平均睡眠時間」は8時間28分。しかし、日本人は最も短い7時間22分で、1時間以上も短いのです。 重要な睡眠ですが、大学生が話したのは… 大学生(20) 「寝る前は(スマホ)いじっちゃう。ブルーライトで眠り浅くなってる気もする」 LEDが使用されているため、睡眠を妨げるという寝る前のスマホ。ただ、どうしても見てしまい、眠りが浅くなってしまうといいます。 睡眠の悩みを抱える日本人がいる一方で、「よく眠れています。8時間~9時間。睡眠はとても大切です」と話すのは、イタリアからきた観光客です。イタリアの平均睡眠時間は8時間33分で、日本人よりも1時間以上長い国です。 イタリアからの観光客 「普段忙しくてストレスがかかっていると思うので、日本人はもっと寝るべきです」 ◇ 2月に厚生労働省が発表した「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」によると、確保すべき睡眠時間は、成人の場合は6時間以上、中高校生は8~10時間、小学生は9~12時間とされています。 睡眠時間を確保するため、熊本県にある高校では、ある取り組みも行われています。