元気でいて 最も身近な野鳥「スズメ」 絶滅危惧入り懸念で/兵庫・丹波篠山市
秋晴れが広がる兵庫県丹波篠山市内。視線を空に向ければ、いつものように木々や電線にスズメたちの姿がある。 最も身近な野鳥の一種だが、このほど公表された環境省と日本自然保護協会の報告書では、年3・6%のペースで減少しているとされ、このペースが長期間続けば、絶滅危惧種の判定基準を満たす可能性があるという。里山や農地の環境が変わっていることが要因のよう。
当たり前にいるようなスズメだが、改めて人間と生き物の生活が密接にかかわっていることを教えてくれる。同時に、今、目の前にいる姿がいかに尊い存在かを思わされる。 個人でできることは少ないかもしれないが、これからも身近な鳥たちの姿を目に焼き付け、いつくしんでいきたい。いつも通り、「チュンチュン」と鳴くスズメに、「これからも元気でいてね」とメッセージを送る。 【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)