バイエルン、今夏の“トップターゲット”はシャビ・シモンズか…移籍金はケインに匹敵?
パリ・サンジェルマン(PSG)からライプツィヒへレンタル加入中のオランダ代表MFシャビ・シモンズに対し、バイエルンが関心を寄せているようだ。20日、ドイツ紙『シュポルト・ビルト』が伝えている。 2023-24シーズンを屈辱の無冠で終えたバイエルンは、今夏にヴァンサン・コンパニ新監督を招へいした。38歳の青年監督の下での新たなスタートに向けて、クラブは今夏の移籍市場での戦力拡充を計画。シュトゥットガルトに契約解除金3000万ユーロ(約51億円)を支払い、日本代表DF伊藤洋輝を獲得したほか、レヴァークーゼン所属のドイツ代表DFヨナタン・ターやフルアム所属のポルトガル代表MFジョアン・パリーニャらに関心を寄せている。 今回の報道によると、バイエルンはアタッカーの補強も望んでおり、X・シモンズを今夏の“トップターゲット”に据えているとのこと。レンタル期間の延長を望むライプツィヒ、保有元のPSG、さらには2025年までの移籍で資金を受け取る権利を有するPSVという3クラブが絡んだ複雑な交渉を強いられる可能性が高いものの、スポーツ部門の取締役を務めるマックス・エベール氏は獲得に向けた作業を進めているという。 なお、移籍金については、バイエルンが昨年夏にイングランド代表FWハリー・ケインの獲得に費やした1億ユーロ(約170億円)に匹敵する額になる可能性があると『シュポルト・ビルト』は指摘している。 現在21歳のX・シモンズは中盤の攻撃的ポジションや左右のウイング(WG)を主戦場とするプレーヤー。2019年夏にバルセロナのカンテラからPSGの下部組織へ加入し、2022年1月にトップチーム昇格を果たした。その後はPSVを経て昨年夏にライプツィヒへレンタル加入。2023-24シーズンは公式戦44試合の出場で10ゴール15アシストをマークするなど、チームの攻撃の主軸として躍動した。現在はオランダ代表の一員としてEURO2024に参戦している。
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