広島ドラ2高 シート打撃で6者完全 新井監督も高評価「実戦で映える」 開幕1軍へアピール成功
「広島春季キャンプ」(16日、沖縄) 広島ドラフト2位・高太一投手(22)=大商大=がシート打撃に登板。打者6人に対して完全投球を見せ、アピールに成功した。 【写真】新助っ投ハッチ 上々のシート打撃初登板 指揮官「全球種の精度が高い」 直球の最速は140キロながら、持ち味の投げっぷりの良さと制球力で打者を押し込んだ。4人目に対戦した韮沢にはスライダーで見逃し三振を奪った。外野への飛球が3本あり、本人は「運が良かったです」と遠慮気味。それでも「正面に飛ぶということは狙ったところに投げられている証拠」と堂々の投球内容を振り返った。 指揮官も左腕の力投を目にし、「実戦で映える。そう感じさせる投球でした」と高評価。開幕1軍入りを目指す高は「やっぱり試合で抑えてなんぼなので。そのために実戦でしっかりアピールしていきたい」と先を見据えた。(涼) ◆高 太一(たか・たいち)2001年7月26日生まれ、22歳。愛媛県新居浜市出身。180センチ、80キロ。左投げ左打ち。投手。今治中央ボーイズから広陵、大商大に進学。3年春センバツ出場。昨年6月の全日本大学野球選手権でベスト8。リーグ通算29試合、12勝0敗、防御率1・77。MAX151キロ。持ち球はカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォーク。