釧路管内の魅力大阪でPR フェア盛況
北海道の釧路観光連盟(中山勝範会長)の主催、一般社団法人くしろ未来プロジェクト(小畑正敏代表理事)の企画による、釧路管内の魅力PR事業「関西プロモーション」が2年目の活動を終えた。コロナ禍の時代からつながりを持ってきた、大手芸能プロダクションの吉本興業の加勢も得て、なんばグランド花月(大阪市)で行ったプロモーション活動は、釧路の知名度向上、観光客誘致に向けて、着実に成果を挙げた。 関西プロモーションは、空路が縁でつながりがある釧路と関西の両地域の交流機会、交流人口を増やそうという取り組み。くしろ未来プロジェクトと、2021年から一緒に地域活性化を進めている吉本興業も参画している。2023年2月25、26の両日、大阪国際空港(伊丹空港)で期間限定の催事「オールくしろフェアinOsaka」を初めて開き、空港内に特設ブースを構え、釧路を売り込んだ。 2年目は今年2月24日、笑いの殿堂と称される、なんばグランド花月(NGK)で、オールくしろフェアを開催。新喜劇受付前で啓発資材3300人分を配布したほか、よしもとエンタメショップでの特産品販売、吉本芸人による一日店長イベントなども行った。さらに、新喜劇3公演の前座で、北海道住みます芸人のコロネケンが、物産展のPRと釧路の魅力や観光資源をアピールした。この日はNGKリニューアル後、最初の週末。立ち見席も満席となるほどの盛況で、大勢の来場者の目に「釧路」が留まり、話題となった。 大阪入りして観光PRや物販に携わった、くしろ未来プロジェクトの亀岡司専務理事は「釧路でのイベント経験もあるコロネケンのステージアピールは、在阪の芸人ではできない発信力があり、聴衆に伝わった。公演後、私たちとの会話も弾み、楽しい接客ができた」と笑顔で振り返った。3期目に向けては「新喜劇の来場者という大きな固まりに向けて、釧路を紹介できたのは一つの成功だったと判断している。今後も関西の人たちに、釧路を記憶に残す試み、釧路を訪問するきっかけづくりを続けていく」と話している。
釧路新聞