【山口県】[光市議会]送迎はファミサポも活用 一般質問・中学部活地域移行
山口県の光市議会の12月定例会は6日、一般質問の最終日で4議員が登壇した。伊藤幸子教育長は中学校の部活動の地域移行に伴う生徒の送迎問題について、市の事業で子育て期の家庭を支援している「ひかりファミリー・サポート・センター(ファミサポ)」の活用に言及。松村雄之福祉保健部長はこれに伴い、対象を小学生までの子どもがいる家庭から中学生まで広げる考えを述べた。 地域移行の問題は早稲田真弓議員(幸福実現党)がとりあげて、11月30日に光市民ホールで開いた「地域クラブ紹介2024」の意義などもただした。同市では2026年度までに休日、平日を合わせて地域移行し、受け入れる地域クラブは既存の団体を基本とすることとしている。 答弁によると「地域紹介」では登録団体がパフォーマンスを交えた説明と展示で活動を紹介し、立ち上げ準備中の吹奏楽、陸上競技、野球、美術の創作クラブについても説明。小中学生120人、保護者230人が参加した。 移動手段について伊藤教育長は「検討当初からの課題。活動時間、場所がさまざまで移動はスポーツ少年団と同じく、徒歩、自転車、公共交通、保護者の送迎のほかファミサポの活用に言及した。 ファミサポは子育てを手伝ってほしい人(依頼会員)と子育てを応援したい人(協力会員)が会員として登録し、地域で子育てを支え合う会員組織。活動の終了時に1時間につき500円の報酬を依頼会員から協力会員に支払う。 会員数は2023年度で依頼会員313人、協力会員108人、両方が30人。依頼内容では送迎が422件、預かりが87件。 松村部長は市広報10月号で新規会員の登録を呼び掛け、新規登録にはプレゼントも用意。15人の申し込みがあったことも述べた。 この日は中村譲、新見浩明議員(こう志会)、田邉学議員(日本共産党)も質問に立った。