「電動キックスケーター」と「スクーター」通勤に使うならどちらが安上がりでしょうか?
ガソリン高騰を受けて、電動キックスケーターを移動手段として検討する人はいませんか。電気を使用して走行する「電動キックスケーター」とガソリンを使う「スクーター」を通勤で使用する場合、どちらの維持費が安いのでしょうか。 そこで、本記事では電動キックスケーターとスクーターにかかる費用の比較とどちらが安上がりかについて解説します。
「電動キックスケーター」にかかる費用
2023年7月1日から電動キックスケーターの交通ルールが変わり、一定の基準を満たす特定小型原動機付自転車は、16歳以上であれば運転免許がなくても運転できるようになりました。ここでは、電動キックスケーターにかかるおおまかな目安となる費用を解説します。 ・本体価格 電動キックスケーターの平均本体価格は10万円程度です。 ・軽自動車税 特定小型原動機付自転車の基準を満たしている電動キックスケーターの軽自動車税は、年間2000円です。 ・自賠責保険 公道を走行する条件として、自賠責保険の加入が義務付けられており、保険料は年間7070円です。また、自賠責保険を5年契約にすると1万3980円となり、年間の保険料が2796円に下がります。 ・任意保険 個人の任意で加入する保険です。電動キックスケーターを乗るのであれば、自賠責保険にはない傷害や物損などの補償をしてくれるため、加入することをおすすめします。また、自賠責保険はどこで加入しても金額は変わりませんが、任意保険は年齢や補償内容、保険会社によって金額が違うため、自分に合った補償内容で契約することが必要です。 ・電気代 自宅で充電する際、フル充電時にかかる電気代は数十円程度です。公益社団法人の全国家庭電気品公正取引協議会によると、電気代の目安単価は31円/kWh(税込)です。仮に、消費電力500Wでフル充電にかかる時間を4時間とすると0.5kWh×4h×電力量料金31円=約62円の電気代がかかります。 例えば、フル充電で20kmの走行ができた場合、20日間通勤で往復1日10km走行すると、月にかかる電気代は620円です。1回の充電時間や走行できる距離は、電動キックスケーターによって違います。 ・メンテナンス費用 スクーターと違い、電動キックスケーターにはオイル交換などする必要がないため、基本的にメンテナンス費用は発生しません。