「私の居場所は日本じゃないかって…」 学校でいじめの経験も フランス人女性が日本に興味を持ったワケ
16歳で初めて日本へ 問題なく日本語を話し、日本語が聞き取れた
フランスで、“日本漬け”の毎日を過ごしていたアマンディーヌさん。気がつけば、周りの子どもたちとなじめなくなってしまい、学校ではいじめの経験も。「私の居場所はフランスじゃなくて、日本なんじゃないか」などと思うようになったそうです。日本を知れば知るほど、「将来は絶対に日本に住みたい」と強く思うようになったと振り返ります。 初訪問のきっかけは、アマンディーヌさんが“勝手に”日本にある語学学校を調べて見積もりを取り、ホストファミリーを探してお父さんに逆提案をしたことでした。 そして、高校1年生の夏、16歳になったアマンディーヌさんは晴れて日本にやってきました。神戸にある語学学校のサマースクールに通いながら、1か月間、ホストファミリーの家でお世話になることに。15歳ですでに日本語能力試験3級に合格していたアマンディーヌさんは、語学力に不安はなかったそう。 「自慢じゃないですけど、普通に日本語は通じました。フランスで先生と一緒に日本語を学んだことって、無駄じゃなかったんだなと気づきました」 初日に受けたテストの結果、語学学校では一番上の上級者クラスに。来日当初から、問題なく日本人と日本語で意思疎通ができていたそうです。 ◇アマンディーヌ フランス生まれのフランス人。10歳以上も歳の離れた兄の影響で、1歳の頃から日本のドラマや音楽を観聴きし、情報や文化に触れ、日本に興味を持ち始める。2015年、16歳のときに1か月間、ホストファミリーの家で暮らしながら日本の語学学校に通う。その後、2018年に日本の大学へ1年間の交換留学。そこで、のちに夫となるゲントクさんと出会い、結婚。2021年に、夫のゲントクさんと一緒にYouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonSoirTV」を開設。現在は、登録者数59万人超を誇る大人気チャンネルに成長している。
Hint-Pot編集部・出口夏奈子