「民王Ｒ」制作発表記者会見より

10月22日(火)にスタートする遠藤憲一主演ドラマ「民王R　Inspired by 池井戸潤」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系※初回放送のみ夜9:00-10:00)。同作の制作発表記者会見が10月18日に都内にて行われ、遠藤と大橋和也、あの、山時聡真、山内圭哉、金田明夫が出席した。 【写真】大橋和也が「実際に総理大臣になったら何がしたい？」に回答 ■遠藤演じる総理大臣・武藤泰山が国民とランダムに入れ替わる 同ドラマは、「半沢直樹」シリーズや「下町ロケット」シリーズ、「ハヤブサ消防団」などで知られる作家・池井戸潤の「民王」にインスパイアされた作品となっている。前作である2015年放送のドラマ「民王」では、遠藤演じる現職総理大臣・武藤泰山とおバカな息子・翔(菅田将暉)の心と体が入れ替わるという珍事が時にシニカルに、時にハートフルに描かれた。 今作の「民王R」では、再び総理大臣の座に就くことになった泰山(遠藤)がまたしても入れ替わりの事態に見舞われることに。しかも今度の入れ替わり対象は全国民。毎話、総理大臣が国民の誰かとランダムに入れ替わってしまうというストーリーが展開していく。 ■大橋、遠藤のアドバイスに救われたと話す 9年ぶりの新作となる今回だが、撮影現場について遠藤は「前作もそうだったんですけど、(武藤内閣の内閣官房長官・狩屋孝司役の)金田さんが朝からずっと喋ってとにかく賑やかにしてくれる」と変わらない雰囲気であることを告白。「役に集中したいときにはポンと抜けて、また暇潰しに入って(笑)」と裏側を明かした。 さらに、絶大な諜報能力と格闘能力を有する優秀な警察官・新田理役の山内について「面白いネタをいっぱい持ってるんで、いつも無理強いして『笑い話を教えて』って。本人は困った顔しているんですけど(笑)」と話す。山内は「遠藤さんが会うたびに『何か面白いことない？』って、小学校の同級生みたいな感じで。本当にお二人が9年前と変わらないから、あっという間に戻りました」と和やかな様子を明かした。 続けて、泰山の書生であり政治に対して無垢で無知なピュア人間・田中丸一郎太役の大橋については「大橋くんは本当に優しい人です。自分が役でいっぱいいっぱいになっていると、さっと横に座ってくれる」とさりげない気遣いを明かし「朝は恒例でハグしてもらって、エネルギーをいただいています」とすてきな関係性を告白。 これに大橋は「ハグとか、エイエイオー！ってしますね」と笑顔。また、「僕も噛んでカットかかることが多くて。エンケンさんが『死ぬわけじゃないんだから。しっかりと緊張せずに落ち込まずにやればいいよ。俺がそばにいるから』と言ってくださって、すっごい心強くて。そのあとはすんなりいけました」と、座長に救われたというエピソードを披露した。 ■今作からの新メンバーが撮影現場の雰囲気を明かす 今作から新しく仲間入りした大橋は「場を作るのがお上手」と共演俳優陣についてコメント。「初回から和やかで、不安が取り除かれました」と話し、「現場に来るのが楽しくて、会いたいなという感情になっています、いつも」とうれしそうな表情。 これには山時も「来るのが楽しみになる現場」と同意し、「毎日リフレッシュになっているくらい楽しい現場です。まだ10代でどの現場に行っても一番年下なことが多いのですが、優しい現場ですごく勉強になっています」とコメントした。 続くあのは「(セットは)ホコリとか蜘蛛の巣とかがある場所なんですけど、それでもすっごい空気がいいというか。落ち込まず、心が晴れやかに毎日過ごせるのはみんなのおかげです」と言い笑わせる。「(続投メンバーが)どしっと構えてくださるので安心できます。『好きなことを思い切っていいよ』ってエンケンさんが言ってくださったのもあって、かなりやりやすくて楽しいです」と風通しの良さを語った。 そして今作で毒舌キャラを演じるあのだが、せりふに抵抗は全然無いと言い「それよりも『よく言った！』ということが多くて。優佳は社会に対してすごく不満を持っている役。僕もどいつもこいつもくそったれと思っているので、一心同体みたいな気持ちです」と話し、周りから「そうなの？」「くそったれと思ってるの!?」と総ツッコミにあっていた。 ■10役を演じる遠藤の演技に金田が絶賛「不思議と全部その人物に見えてくる」 今作では、入れ替わり対象が全国民となり、遠藤は計10役に挑むこととなる。遠藤自身は「もういっぱいいっぱいで…毎場面、成長させてもらっています」と難しさをこぼすが、金田は「不思議と全部その人物に見えてくる」と絶賛し、「見ている方も絶対にそうなるし、楽しみにしていただけたら」とアピール。 「本人は大変だって言ってますけど、安定してその役になっていますから」と遠藤に声をかけると、「心はなっているつもりなんですけど、ふと鏡を見るとこの顔なんで(笑)」と話し、会場の笑いを誘っていた。 さらに、遠藤の変化っぷりに大橋も「スイッチの切り替えがすごいなと思って、ずっと拍手してます」と重ねて絶賛。「憧れます！」と座長の芝居に感激する様子を見せていた。 ■フリップトークで“大橋人気”が明らかに 会見ではフリップトークも実施。「もしもこの中で入れ替わるなら誰がいい？」という質問には、遠藤と本人以外が“大橋”と回答し、人気っぷりがあらわに。 山内は「何の迷いもなくお尻プリンプリン！とか言いたいですよ。あとは、聞いたことないしゃっくりのメカニズムを体験したい」と理由を明かし、山時は「なにわ男子のライブに行かせていただいて、アイドルの大橋くんを見て、キャーキャー言われてうらやましいなって」と本音を。さらに「あとは皆さんに愛されてる！」と山時から言われると、大橋は「そうですね、愛されてます！…すいません(笑)」と、ちゃめっ気あふれる返しで場を和ませていた。 また、あのも「車の運転が上手なのと、料理も上手で。あとはそのコミュニケーション能力が欲しいなって。懐に入るのが上手」という理由から大橋をセレクトする。 さらに、あのから「エンケンさんのお尻をマッサージしていた」と目撃情報が明かされると「やめろやめろ！」と笑いながら、「(遠藤のは)触ったことのないお尻でした。メンバーのお尻もなんですけど、ついつい触りたくなっちゃうんですよね。それくらい仲良くさせてもらっています(笑)」と説明する。 そんな大橋は山時を選び相思相愛に。山時から「昼休に一緒にごはんに行ったんですけど、そのときにいっぱい話せて楽しかったです」と言われた大橋は、「相思相愛なので、今日もごはん行きたいと思います！」と元気いっぱいに返答していた。 一方、座長の遠藤は「発想が面白いし、話していて飽きないので、頭の中を覗いてみたい」とあのを選択。しかし、あのから「多分一緒だと思います。エンケンさんは僕みたいです。似たものを感じているので、入れ替わらなくても…」と返されていた。 最後に、遠藤が「若者たちがのびのび思いっきり参加してくれて、前作とはまるで違うエネルギーを発してくれているのでそこが見どころです。こんな楽しい作りのドラマはそう無いと思うので、『みんな待ってました！』と見てほしい」とアピールし、会見を締めくくった。