服部幸應さん（2007年5月撮影）

　5日に78歳で亡くなったことが分かった、料理評論家で服部栄養専門学校校長の服部幸應さんのレギュラー冠番組、NACK5「服部幸應WELL TASTE」（日曜正午）が6日、放送され、生前の服部さんの肉声がオンエアされた。 【写真】亡くなる３日前の元気な服部幸應さん 　冒頭、女性のナレーションで服部さんの訃報に触れ、「この時間は『服部幸應WELL TASTE』の時間ですが、これまでにもお伝えしています通り、番組パーソナリティーの服部幸應さんさんが、10月4日にお亡くなりになりました。今日の番組は、亡くなる以前に収録したものをお送り致します」と告知。「いつもお元気な服部幸應さんが突然亡くなられたことに、番組関係者一同、大変驚き、悲しんでおります。慎んで服部幸應さんのご冥福をお祈り致します」と追悼の言葉が送られた。 　その後、生前の服部さんと、元モーニング娘。保田圭のパーソナリティーで、番組がスタート。目に関する話題では、服部さんはメガネの着用について「わりと最近なんですよ、35年前」とジョークをまじえてトークを進行した。「金縁が2つと銀縁が4つあるのかな」と所有本数も明かすと「時によって使い分けたりするんですけど、形は同じで。スカスカのメガネですから。かけてないようなメガネが欲しくて、オーダーして作ったんですよ」と、トレードマークの細い縁のメガネが、あまり浸透していなかった当時も回想した。 　前週9月28日の放送では、秋の味覚ぶどうの話題で「アレキサンドリアというのが大好きなのよ。青いシャインマスカットのような感じなんだけど、香りが違うのよ。独特の。高貴な香りだね、あれは」などと、食へのこだわりを語っていた。 　服部さんは、4日に理事長も務める同専門学校で倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。病死とみられている。「料理の鉄人」「SMAP×SMAP」などに多数出演し、「食育」の普及に尽力した。