ネリー・コルダ、プレーオフ制し今季2勝目 世界No.1返り咲き決定【コラム】
米女子ツアーのファーヒルズ・朴セリ選手権でネリー・コルダが逆転優勝を飾り、昨夏以来となる世界ランク1位返り咲きが決定した。 1月のドライブ・オン選手権でリディア・コを破って優勝したコルダは、アジアシリーズを全て欠場し、約2か月ツアーに出場していなかった。 試合勘が鈍るのでは?と本人も心配したが、スイングコーチのジェイミー・マリガン氏のサポートもあり、出場2試合連続優勝を果たすと、「長く休んだあとのゴルフの調子が分からないまま試合を戦うのは容易ではありませんでした」。 風が吹き、気温が下がった最終日。終盤まではリードを保ったが、17番、18番の上がり2ホールを連続ボギーとし、ライアン・オトゥールに並ばれ決着はプレーオフへ。 しかし、コルダはプレーオフ1ホール目で約3.5メートルのバーディパットを沈め、オトゥールを破った。 消耗する展開に「一気に老けてしまった気がします」と笑った25歳のコルダ。「週末は(天気が荒れて)大変だったけれど、これがゴルフの素晴らしいところ。荒れたコンディションの中、芸術的なゴルフをすることがとても楽しかったです」。 これで世界ランクはリリア・ヴを抜いて1位に返り咲くことが決まった。 元世界ランク1位の申ジエは憧れの先輩、朴セリの冠トーナメントで3日目を終えトップに並び、「今でもセリは私のアイドル。デビュー当時私たちは“朴セリチルドレン”と呼ばれました。彼女の大会に出られるだけでも光栄です」と優勝を狙ったが、12番で3パットのダブルボギーを叩くなどスコアを落とし、5位タイに終わった。 また、西郷真央が13位タイで日本勢最上位。最終日に「67」をマークした勝みなみが古江彩佳、西村優菜、笹生優花と並び27位タイ、稲見萌寧は52位タイ。畑岡奈紗と渋野日向子は決勝ラウンド進出を逃した。