センバツ高校野球 雨天順延 仙台育英、室内練習場で汗流す 長身投手対策練る /宮城
第93回選抜高校野球大会は28日、準々決勝4試合が雨天中止になり、仙台育英―天理(奈良)は29日の第1試合(午前8時半開始)に順延となった。20年ぶりの4強を目指す仙台育英は、阪神甲子園球場の室内練習場で約2時間汗を流し、仕切り直しに備えた。 天理の達孝太投手(3年)は大会屈指の好投手との呼び声が高い。193センチの長身から投げ下ろす150キロ近い速球を想定して、185センチの中村和寛投手(同)を「仮想・達投手」に指名。マウンドの約2メートル前から投げてもらい、対策を練った。島貫丞主将(同)は「角度のある(球を投げる)ピッチャー。目線が上がるのを抑えるため、肩の位置を意識して打撃練習を行った」と攻略に自信をのぞかせた。【面川美栄】