「ウィッチャー」第4作が本格的なプロダクション段階に突入 『サイバーパンク2077』の販売本数は3000万本に
「ウィッチャー」第4作が本格的なプロダクション段階に突入 『サイバーパンク2077』の販売本数は3000万本に
CD PROJEKTグループは、「ウィッチャー」シリーズ第4作(開発コード名「Polaris」)が本格的なプロダクション段階に入ったことを発表した。 「The Witcher 4: Polaris」画像・動画ギャラリー 最新の決算報告書にて、「ウィッチャー」の新たな三部作の1作目となる本作が、プリプロダクションから本格的なプロダクション段階へ入ったことが明らかになった。 「数週間前に『Polaris』チームがプリプロダクションを終え、開発パイプラインのなかでもっとも集中的な段階である、本格的なプロダクションに移行したことを発表でき、うれしく思います」と共同CEOを務めるミハウ・ノヴァコフスキは述べている。「このプロジェクトの進捗にはとても満足しており、頑張りを見せてくれるチームに感謝しています」 「『Polaris』が本格的なプロダクション段階に入りました」とゲームディレクターのセバスチャン・カレンバはポストしている。「新たな挑戦が目前に迫った今、才能豊かで勤勉なスタッフがいるからこそ、この新しいウィッチャー・サーガを素晴らしい体験にすることができると信じています。もう止めることはできません! コインの裏側に何が描かれているのか、お楽しみに!」 CD PROJEKTグループでは現在、合計650人の開発スタッフの大半にあたる400人が「Polaris」を担当している。これは、7月末に明らかになっていた410人から少し減っている。それ以外の64人は『サイバーパンク2077』の続編「Orion」、42人がThe Molasses Floodが手がける「ウィッチャー」のスピンオフ作品「Sirius」、18人が新規IPの「Hadar」に携わっているようだ。先日には『サイバーパンク2077』がPS5 Pro Enhancedに対応する予定がないことが明らかになっていたが、発売が予定されているプロジェクトへのスタッフの割り振りを見ると、その理由がわかる。 2022年10月に「Polaris」が発表された際、早くても2025年までは発売されないと言われていた。今年8月、英語版でゲラルトの声を演じているダグ・コックルが、「Polaris」にもゲラルトは登場するがメインキャラクターではないことを明らかにした。CD PROJEKTは以前よりゲラルトの物語は完結したと明言しているため、「Polaris」では新しい主人公の登場が予想されているが、コックルの発言で初めてゲラルトの登場が判明し、ファンはさまざまな説を立てて盛り上がった。 「Polaris」に関しては1枚のティーザー画像(下記)しか公開されていないが、これはシリが主人公になることを十分に示唆している。 このティーザー画像には、オオヤマネコのメダルが写っている。これまで小説やゲーム、コミックでは一度も言及されていない流派だが、小説ではシリが猫流派のメダルを身に着けており、その信条は彼女の俊敏な戦闘スタイルと一致している。 なお今回の決算報告書では、『サイバーパンク2077』の販売本数がなんと3000万本、拡張パック「仮初めの自由」の販売本数が800万本を突破したことも明らかになった。第3四半期においては、これら両作品と『ウィッチャー3 ワイルドハント』の売れ行きが好調だったという。 「発売から4年足らずで、『サイバーパンク2077』の販売本数は早くも3000万本となりました。『仮初めの自由』に関しては、発売からわずか1年余りで800万本以上を販売しています」とノヴァコフスキは述べている。「これは素晴らしい記録です。『サイバーパンク』を中心に多くの熱心なファンが集まってくださり、とても幸せです。来年には、Apple Siliconチップを搭載したMacデバイスのユーザーの皆様にも、本編および拡張パックを提供する予定です」
Wesley Yin-Poole