有線接続で全iPadと互換性あり。低価格スタイラス「SonarPen 2」がクラファン開始
2018年にKickstarterで話題を集め、2019年にはMakuake経由で日本でも販売が開始されたiPad向けの有線接続スタイラス「SonarPen」の後継モデル、「SonarPen 2」がKickstarterでキャンペーンを開始しました。現在の出資額は早割込みで31.5ドルから。上手くいけば2025年4月に出荷の予定です。 【この記事の他の写真を見る】 iPadをアップグレードするときに気にしなければいけないのが、Apple Pencilの互換性。新しいiPadでは旧世代のApple Pencilが使えずに買い替えを余儀なくされることもあります。ただ、Apple Pencilは第2世代が2万円を超えるなど、手軽に買い替えるというわけにもいかない金額です。 このため、サードパーティからさまざな代替えスタイラスが登場していますが、SonarPen 2もそんな代替えスタイラスの1つです。 大きな特徴は、有線接続であること。そして、31.5ドルから(市販時には45ドルになる予定)という価格が魅力でもあります。 初代のSonarPenは、ペン先がディスクタイプで、イヤホンジャックに接続するという少々特殊な形態でしたが、SonarPen 2はとがったペン先に変更。接続もUSB-Cになりました。もちろん、充電は不要でUSB-Cからの給電で動作します。また、あらたに傾き検知にも対応しました。筆圧検知やパームリジェクション、ペンにあるボタンを使ったショートカット機能も、引き続き搭載しています。 ただ、どんなアプリでもこれらの機能が利用できるわけではなく、筆圧検知とショートカット機能が利用できるのは対応アプリのみ。アプリ側でSonarPenドライバーの組み込みが必要になるようです。ただ、SonarPenを考慮していないアプリでも、通常のスタイラスとしては利用できるほか、傾き検知とパームリジェクションは機能するとのことです。 有線なので使用時に邪魔になりそうという懸念はありますが、持ち運び時にはペン本体に巻き付ける形で収納可能です。 2017年以降にリリースされたすべてのiPadに対応しますが、Lightningモデルの場合には、別途Lightning-USB-C変換アダプタが必要になります。 注意点として、初代SonarPenはiPhoneやAndroid、Nintendo Switchでも利用できましたが、SonarPen 2はiPad専用でiPhoneやAndroidでは動作しないとのこと。これらとの互換性のあるバージョンも開発中で、2025年後半にリリース予定としています。
TechnoEdge 山本竜也