愛知・名古屋の「ナナちゃん人形」が2015年の「えと」に変身
2014年も残りわずか。クリスマスが終わり、駆け足でクリスマスツリーの撤去と同時に門松飾りが設置されるなど、慌ただしさが増している中、名駅の「ナナちゃん人形」が来年の干支、ヒツジの衣装を装い、注目を集めている。
ヒツジの鳴き声にちなみネーミングされた年始のセール
季節感あふれる衣装や、交通安全運動やなど社会的な啓蒙活動の一端を担う衣装、映画をPRする広告塔としての衣装など、目まぐるしく衣装を替えることで話題を集めるナナちゃん人形だが、干支に扮するのは今回が初挑戦となる。 25日夜、ヒツジの鳴き声にちなみネーミングされた、年始のクリアランスセール「はつゆめぇ~(初夢)クリアランス」をPRするため、ヒツジの姿に変身した。 その姿を見たカナダから一時帰国中の女子大生は「久しぶりの名古屋なので、待ち合わせは分かりやすいナナちゃんにしました。レッグウォーマーみたいな足元が暖かそうで良いですね。写真を撮ってSNSにアップしようと思います」とスマホで撮影に興じていた。 また冬休み中とあって、小学生と幼稚園児の子どもを連れた母親は、兄弟で交互にナナちゃんの足元の感触を確かめ、「もこもこしていて気持ちいい!」とはしゃいで足に抱きつく様子を楽しそうに撮影していた。
以前の衣装と変えた理由
これまでクリアランスセールの時期には、法被を身にまとっていたナナちゃんだが、なぜ今回はヒツジの衣装になったのだろうか。名鉄百貨店の広報担当によると、「当百貨店の“めい”てつの響きと“はつゆめ”が、ヒツジの鳴き声「メェ~」を連想するので今回、干支のヒツジになりました。来年以降は干支にするかどうかはまだ未定です」とのこと。 名鉄百貨店が開店60周年の節目を迎えたことによる、感謝を込めたお辞儀スタイルを披露していたばかりだが、一体どんな反響があったのだろうか。 前述の広報担当によると「遠くからでも立ち姿の変化に気づき、通り過ぎる時に見上げて行く方や、前かがみになっている!と驚く方、立ち止まって写真を撮る方、同じポーズで写真を撮る方も大勢いらっしゃいました。アイキャッチ効果は抜群でしたね。これからも楽しく、あっと驚いてもらえるような企画を取り入れていきたいです」と語った。ヒツジに扮したナナちゃんは来月13日まで見られる。