バーンスタイン、インド株の投資判断引き下げ-中国株は一段高見込む
(ブルームバーグ): バーンスタイン・ソシエテ・ジェネラル・グループのアジアのクオンツストラテジストは、インド株の投資判断を引き下げた。バリュエーション(株価評価)が理由だという。一方、中国株については、政策支援によってさらに上昇する余地があると予想した。
クオンツストラテジストのルパル・アガルワルとチェン・チャンの両氏は10日のリポートで、インド市場について「中国や新興国市場に対する相対的バリュエーションが過去最高水準にあるため、短期的にはかなり脆弱(ぜいじゃく)」なように見えると分析した。
両氏はインドの判断を「中立」から「アンダーウエート」に引き下げ。海外資金の流出継続や企業利益の低迷が見込まれることを理由に挙げた。
一方、中国については、最近の景気刺激策を受け、「戦術的オーバーウエート」のスタンスを維持した。また、財政省の12日の記者会見時や米大統領選後に「幾つかの具体的な発表」があるとの見通しも示した。
原題:Bernstein Quants Cut Indian Stocks, See Further Upside for China(抜粋)
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Winnie Hsu, Abhishek Vishnoi