「このクラブは僕にとってすべて」ナチョがエル・ブランコに別れ…ペレス会長「23年間、君がいたことを誇りに思う」
サウジアラビアのアル・カーディシーヤに移籍するスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが、改めてエル・ブランコに別れを告げた。『ESPN』が伝えている。 レアル・マドリーを退団したスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが、人生を捧げたクラブへ別れのメッセージを送った。 2001年に10歳でレアル・マドリーのカンテラに加入してから、エル・ブランコ一筋のキャリアを歩んできたナチョ。 控えに甘んじる時間も長かったなか、ディフェンスラインで持ち前のユーティリティ性を活かし、公式戦は364試合に出場。6度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝など、26個のタイトルを獲得。ラストイヤーとなった昨シーズンはラ・リーガ、チャンピオンズリーグの2冠を達成し、カピタンとして最高の形で有終の美を飾った。 その後、ラ・ロハの一員として参戦したユーロ2024でも見事にヨーロッパ制覇を成し遂げた34歳は、その優勝報告も兼て古巣を訪問。ユーロやコパ・アメリカ2024参戦での影響で休暇中の選手を除き、昨季までのチームメイトやスタッフ、フロレンティーノ・ペレス会長も参加したお別れ会の場で、改めて別れのメッセージを伝えた。 「僕はキャリアで新たな経験を積み、新たな挑戦に立ち向かいたいと思い、このチームを去る。クラブにすべてを捧げた生え抜きのプレーヤーとして記憶に残りたいんだ」 「僕は世界最高のクラブでほぼ24年間を過ごした。レアル・マドリーは僕に勝つことと負けること、そして何よりも生きることを教えてくれた。このクラブは僕にとってすべてなんだ。このクラブのためにすべてを捧げたことを知りながら、別れを告げるよ」 一方、可愛い息子の一人を見送る形となったペレス会長は「我々は、この23年間、君がいたことを誇りに思っている。君は10歳でここに来て、我々のすべてのカテゴリーのチームでプレーしてきた。レアル・マドリーの最も伝説的な生え抜きプレーヤーの一人に、我々がこの上ない誇りを感じていることを知っていてほしい。このクラブに魂を捧げてくれたことに感謝したい。ここが君の家であり、これからもずっとそうあり続けることを、君ならばわかっているはずだ」
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