徳島発の妖怪こなきじじいなど30体大行列 伝説の地・三好市山城町で恒例の「妖怪まつり」
妖怪伝説で知られる三好市山城町の渓流・藤川谷近くの旧上名小学校で17日、恒例の「妖怪まつり」(藤川谷の会主催)が開かれ、県内外の妖怪ファンや親子連れらが詰めかけた。 三好のこなきじじいに光 水木しげるさんに市民ら感謝 住民らが手作りした妖怪の着ぐるみによるパレード「妖怪大行列」では、同町発祥とされる「児啼爺(こなきじじい)」やカッパの妖怪「エンコ」など約30体が、ほら貝の音に合わせてグラウンドを練り歩いた。来場者は妖怪と触れ合ったり、記念撮影をしたりして楽しんだ。 地元の食材を使った「妖怪汁」の販売や餅まきなども行われた。徳島市から家族で訪れた中野結圭ちゃん(4)は「てんぐが一番優しくて一緒に写真を撮った。楽しかった」と笑顔だった。 妖怪の木彫り像が点在する藤川谷川沿いを地元ガイドと歩く「藤川谷 妖怪・ジオウォーク」(やましろ戦国國ざかいめぐりの会など主催)も行われた。