コスプレーヤーえなこ「3年連続 年収1億円超え」の陰に緻密な戦略と巧みなセルフプロデュース
コスプレーヤーとして人気のタレントえなこ(30)がこのほど日本テレビ系「アナザースカイ」で年収1億円超えであることを打ち明けて話題だ。所属事務所の社長兼マネジャーとの対談で、1億円超えは3年連続のうえ、毎年上がり続けているそうで、えなこはこう言った。 【写真あり】コスプレーヤーえなこ パチスロ「ダンまち」を猛プッシュ(2018年) 「同業者の方に、どうやったら数字出るの? とか、どうやったら人気出るの? って聞かれるんですけど、マジでそんな裏技なくて。この仕事やったからこれだけ売れた、とかもないんですよ。本当、一個一個、地道に、地道に、って感じだったから」 漫画やアニメ、ゲームなどのキャラクターに扮するコスプレーヤーとして、ネット番組にゲスト出演したり、国内外の企業イベントでコンパニオンをしたりするほか、ユーチューブや電子書籍などで同人写真集を販売したり、女優、声優、ウェブCMやゲームのイベントにも出演。ことしは10月に水着撮影イベントを東京サマーランドでプロデュース。自らもモデルとして出演したそうだ。 「何よりも、インスタグラムのフォロワーが251万人います。大半がインフルエンサーとしての収入でしょう」と、某芸能プロデューサーがこう言う。 「えなこがSNSで発信する中にクライアントの商品や情報が入っていて、彼女自身がCMの媒体になっているという形です。女性コスプレーヤーは、オタクの男性のみならず、女性からも憧れの存在になり得る。一昔前にファッション雑誌のグラビアを飾るファッションモデルがカリスマ的人気を得たように、えなこはビジュアル、言葉、世界観で国内外にファンを獲得していますからね」 昨年からは、ライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch」でゲーム実況やコスプレ衣装を披露しトークなどの生配信も行い、それも24万8000人ものフォロワーがいるという。 「自らをモデルとして、いわゆる『映える』写真を撮って加工する技術に秀でているのは間違いないですね。また、NFT(非代替性トークン)など、デジタルコンテンツと暗号資産が融合したようなものでも収益を得ているようです」と続けた。 ■社長兼マネジャーと二人三脚 写真集も出版社を通さずに自らプロデュースしているというから業界の流儀に縛られない稼ぎ方を身に付けているのだろう。マネジャーとは、あまり一般的ではなかったコスプレーヤーを職業として定着させるため、綿密な戦略を立てて自らを売り出していったそうだ。 タレントになる夢を持った少女が「地下アイドル」となってほとんど稼ぎもなく活動し、だまされたりする事件が報じられもしたが、一方でこうした勝ち組の新種が1億円プレーヤーとして道を切り開いているのが現在の芸能界のようだ。 ◇ ◇ ◇ えなこは今や「クールジャパン」の象徴だ。関連記事【もっと読む】えなこは親しみやすい存在感で「クールジャパン」広報大使も務めるコスプレーヤー…では、その活躍ぶりについて伝えている。