「大谷翔平の簡易版」2人目の二刀流登場か!? FA市場で見落とされた選手。米紙が獲得推奨「重要なのは…」
ロサンゼルス・エンゼルス在籍時に大谷翔平選手の同僚だったマイケル・ローレンゼン選手(カンザスシティ・ロイヤルズ)がフリーエージェント(FA)市場を沸かせている。投手と野手の二刀流は、攻守両面でトロント・ブルージェイズを助ける可能性があるとして、米紙『ジェイズ・ジャーナル』が獲得を推奨した。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング ブルージェイズは昨オフ、ロサンゼルス・エンゼルスからFAになった大谷の獲得に動いたが、最後の最後でロサンゼルス・ドジャースに敗れて契約ならず。今オフにはフアン・ソト外野手の争奪戦で最終候補に残ったが、ここでもニューヨーク・メッツに敗れて大物獲得を逃している。スター選手をめぐる争いで名前が挙がることが多いブルージェイズだが、ことごとく失敗に終わっていた。 そんな中、同メディアは獲得するほどの価値がありながら見落とされているFA選手がいるとして、ローレンゼンに言及している。同選手は今季、投手として24試合に先発し7勝6敗、防御率3.31、97奪三振の成績を残していた。その一方で「ほとんどの人が知らないのは、ローレンゼンが実はそこそこの打者でもあるという事実だ」と伝え、「2015年から2021年までシンシナティ・レッズに在籍していた間、彼は通算147打席で打率.233、OPS.710、20得点、7本塁打、24打点、5盗塁を記録した。これをローレンゼンが600打席近く立つ162試合のスケジュール全体で予測すると、80得点、28本塁打、96打点、20盗塁に相当する成績となる。これらの数字から、彼はリーグのエリート打者の一人に数えられることになる」と報じ、打者としても活躍できると太鼓判を押している。 続けて「さらに重要なのは、ローレンゼンは大谷獲得に必要だった7億ドルを必要とせず、大金を浪費することなく、攻撃と投手の両方を強化したいと考えているどの優勝候補チームにも驚くべき価値を提供できるということだ。ブルージェイズは大谷を獲得できなかったが、今オフはローレンゼンという大谷の簡易版を獲得できる」と述べた。
ベースボールチャンネル編集部