サッカー少年からバーチャルアイドルへ…新人ライバーが掲げる夢「芸人さんと対等にしゃべれるようになりたい」
月刊ザテレビジョンで、日本最大級のライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」の魅力を連載で紹介。今回は、甘くキラキラとした空間で人気を集めるバーチャル新人アイドル・春野咲也にインタビュー。 【写真】イチゴ大好き!仮想世界の新人アイドル ■“ニコ動”にハマり、配信する側へ 僕は小学校の頃からサッカー少年で、高校3年生までは部活に打ち込んでいました。大学ではフットサルのサークルに入ったんですが、元々「ONE PIECE」「HUNTER×HUNTER」「BLEACH」みたいな少年マンガやアニメも大好きだったので、二次元のサークルにも入ったんです。そこが自分にとっての転機でした。みんなの影響でVTuberの配信も見るようになって。 ニコニコ動画にハマってからは、自分も配信する側になってみたい気持ちも出てきました。大学を卒業して、普通の会社に就職したものの、やっぱり配信をやりたい気持ちは残っていて。そうしたら大学時代の友達が「やってみなよ」と背中を押してくれました。友達いわく、僕のしゃべり方は普通の男性よりも柔らかいらしく、声質もいいと褒めてくれて。 声は生まれ持ったものですけど、話し方に関しては通っていた中高が女性ばかりの学校だったからだと思います。クラスのみんなと仲良くて、いろんな人とたくさん話をしてたから、コミュニケーション能力が自然と身に付いていました。自分で言うなって話ですけど(笑)。でも自分に配信に向いた資質があるかもしれないなら、と思い切って新しい世界に飛び込んでみました。 ■イチナナ内イベントで1位に 仕事と配信の両立は大変ですがすごく充実してます。とはいえ僕は去年の6月にこの活動を始めたばかりなので、まだライバーとしては新米。自分のやり方が合ってるのか、自問自答している日々です。そんな中でもうれしかったのは、所属してるVライバープロダクション・NexuStella(ネクサステラ)が主催したイチナナ内のイベントで1位になったこと。 僕はイチナナに来る前、別のプラットフォームで配信をやっていて、何回かイベントに参加したけど優勝した経験はなかったんです。そのイベントは終了寸前まで結果が分からない大接戦でした。イベントが終わった段階で僕は2位だったけど、(アクセスが集中したため)解析が終わって更新をかけたら何と1位だったんです。そのときは感極まって泣いてしまいました。 ■いつかはラジオ番組をやってみたい! 本当にやってて良かったと思ったし、リスナーさんへの感謝の気持ちも以前よりさらに増しました。そして何よりも自信がつきましたね。僕はバーチャルなバラエティーアイドルとしていつかはラジオ番組をやってみたいし、もっと言えば芸人さんと対等にしゃべれるようになりたいです。 あくまで物腰は柔らかく(笑)。より幅広いメディアを通じてVライバーやイチナナの面白さを広められたらいいなと思います。二次元と三次元では媒体の特性が全然違うけど、技術はどんどん進化しているし、来たチャンスをいつでもつかめるように、日々の配信で自分をもっと高めたいです! 取材・文=宮崎敬太