湿気対策のためお風呂場の「換気扇」を24時間つけっぱなしにしています。1ヶ月で電気代はどれくらいかかりますか?
湿気は特にお風呂場の大敵です。その対策として「浴室用の換気扇を24時間つけっぱなしにする」という方法を取る方もいるかもしれません。浴室用の換気扇をつけっぱなしにすることで、カビの発生をおさえられます。 一方で、浴室用の換気扇の電気代が気になるところです。 この記事では、浴室用の換気扇を24時間つけっぱなしにした場合の電気代を詳しく解説しています。浴室用の換気扇をつけっぱなしにすることによるメリットや浴室用の換気扇の電気代の節約方法についても言及していますので、参考にしてみてください。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
浴室用の換気扇の消費電力
製造会社や商品により、浴室用の換気扇の消費電力は異なります。強と弱の2つのモードを選べるものから、浴室だけでなく脱衣所やトイレも同様に換気ができるものまであります。浴室のみの換気扇の消費電力の相場を確認すると、7ワットから39ワットが主流のようです。 今回は強モードが26.5ワット、弱モードが19ワットの浴室用の換気扇を使用したと仮定して電気代を算出します。
浴室用の換気扇を1日中つけっぱなしにした場合の電気代
消費電力量(ワット)÷1000×使用時間(アワー)×電気単価(29.8円/1キロワットアワー) 2024年5月現在の電気単価は29.8円/1キロワットアワーなので、こちらを使用します。上記の計算式にあてはめて、電気代を計算します。 浴室用の換気扇を1日中24時間使用したと仮定しています。強モードの場合は1日あたり約19円、弱モードの場合は約14円となります。製造会社や商品により消費電力は異なり、電気単価も変動がありますので参考程度にしてください。
浴室用の換気扇を1ヶ月使用した場合の電気代
前述の計算結果を基に浴室用の換気扇を1ヶ月間毎日使用した場合の電気代を表1にまとめました。1ヶ月を30日としています。 表1
※筆者作成 表1から、1ヶ月を通しても電気代はそれほどかからないことが分かります。1年あたりの電気代を計算しても強モードで約6840円、弱モードで約5040円ですので、24時間つけっぱなしにしたとしても大きな問題はないといえるでしょう。 また、浴室用換気扇を長時間つけることで、以下のようなメリットが得られます。 ・カビの発生を防ぐ ・結露の発生を防ぐ ・においを取り除く ・空気を簡単に入れ替えられる ・黄砂や花粉が飛ぶ時期でも気にせず換気できる 浴室用の換気扇を長時間つけたとしても電気代もそれほどかからないことと、メリットもあるので、1日中つけっぱなしにしてもよいでしょう。