日大アメフト部廃部方針 林理事長「継続審議していくことになります」
日大アメフト部廃部方針 林理事長「継続審議していくことになります」
日本大学アメリカンフットボール部員の違法薬物事件をめぐり、同大学の林真理子理事長は4日午後、東京都内で記者会見を行った。会見でアメフト部の今後については「理事会で継続審議していくことになります」と述べた。 【動画】日大アメフト部薬物事件で改善計画 林真理子理事長が会見(2023年12月4日)
また、アメフト部を含む全競技部のガバナンスの再構築に向けても触れ、「競技スポーツ部」を廃止したうえで、「日本大学競技スポーツセンター」を新設することを検討し「競技部に対する大学のかかわり方を見直してまいります」と述べた。
このほか、寮生活の監督体制の強化、競技部学生の入試制度の見直しなども行い「競技部の公正公平な運営と活動の透明化を徹底してまいります」と話していた。
この会見の冒頭で林理事長は「アメリカンフットボール部員が違法薬物を巡って、逮捕・起訴されたこと。大学としての一連の対応の混乱によりまして、学生・卒業生の方々をはじめ関係者の皆様方に大変なご心配とご迷惑をおかけいたしましたことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。
会見では報道陣から「学生たちは不安な気持ちを持っていると思う。学生に対してひと言を」という質問があった。 それに対し、林理事長は「私たちは学生の不利益になることは本当にできるだけ避けたいと思って、一生懸命考えておりますので、どうぞ、そういう意味では私ども日本大学を信頼していただきたいという風に思っております」と答えていた。 この注目の会見には、報道陣45社、149人が参加した。