大学初完封を果たした長友一夢（大阪産業大）

大阪産業大が甲南大に快勝。先発の長友 一夢（3年＝大阪）が5安打3四死球7奪三振でリーグ戦初完封を果たした。 【一覧】おもな大学野球部　24年度新入生 長友はスリークォーター気味のフォームから最速148キロの速球を投げ込む右腕。高校時代からプロ注目の投手だったが、「実力的にまだ足りない」と大学からプロ入りを目指すことを選んだ。 「変化球でカウントが取れた」とこの日はスライダーや今年から多投するようになったスプリットチェンジが冴え、凡打の山を築く。カウントが悪くなっても動じることなく立て直し、最後まで危なげない投球を見せた。 昨年はドラフト5位で楽天に指名された松田 啄磨が絶対的エースとして君臨していた大阪産業大。「昨年は松田さんがずっとチームを勝たせていて、自分もそういう投手になりたいと思って今年は挑んでいるので、完封できたのは良かったと思います」と新エースに相応しい好投を見せた長友は充実した表情を浮かべていた。 前節の天理大戦では2失点でリーグ戦初完投。2試合続けて好結果を残した。「だいぶ自覚が出てきたと思います。普段の練習から自分で考えてやるようになりました。掴むものが今日はあったと思います」と宮崎正志監督も成長ぶりを高く評価している。 来年のドラフト候補にも十分なり得る好素材。来季以降のパフォーマンスにも注目したいところだ。