鈴木宗男議員、馬場代表との面会に弁護士同席させ…“自ら離党”強調 「対露外交においては乖離がありすぎた」
日テレNEWS NNN
党への届け出なしにロシアを訪問した鈴木宗男参議院議員について10日、日本維新の会は鈴木議員を除名にすると決定しました。 10日午後4時過ぎ、馬場代表が処分を伝えようとしました。 鈴木議員 「維新の議員である時にちょっと言っておきたいことがあるんですけど」 馬場代表 「どちらさまですか?」 鈴木議員 「私の弁護士です。私の顧問弁護士で」 馬場代表 「いや弁護士って…」 鈴木議員は弁護士を連れてきていました。 鈴木議員 「ちょっと座って」 馬場代表 「いやいや第三者の方が入るのは、おかしいんじゃないですか」 鈴木議員 「私が言った後は出ますから」 馬場代表 「記者さんだってこんな…」 鈴木議員 「私はオープンでいいですよ」 馬場代表 「いやいや…」 鈴木議員がこだわっていたのが処分の理由です。モスクワ滞在中、鈴木議員はロシアメディアの取材に対して、次のように話していました。 日本維新の会 鈴木宗男参院議員(ロシア国営通信社スプートニクより) 「そして私は今、特別軍事作戦が継続されていますけども、ロシアの勝利、ロシアがウクライナに対してですね、屈することがない。100%確信を持ってですね、私はロシアの未来、ロシアの明日を私は信じていますし」 日本維新の会はこの発言についても党の方針に反していると問題視していましたが、鈴木議員は8日に開いた会見で、ロシアでの発言が処分の理由であればそれは民主主義の根幹に関わる問題だと主張したのです。 日本維新の会 鈴木宗男参院議員 「(党への)届け出が遅れたというのであればそれは事実でありますから、それはいかなる処分が出ようとも私は受けますけども。私の発言、鈴木宗男の認識で言ったことが問題だなんていうのはもっての外であって」 「民主的な手続きで争うのも一つの手じゃないですか、とアドバイスもいただきました」 処分理由に発言内容が含まれる場合は裁判で争う姿勢も見せていました。 10日午後5時半ごろ、面会を終えた鈴木議員は、除名を通達される前に自ら離党したと強調しました。 日本維新の会 鈴木宗男参院議員 「結論、私が日本維新の会を離党するということであります。報道等で流れていた除名勧告等もないということであります」 離党した理由については「政治家としてパーティ、党に所属する以上は同じ認識だとか…共有しなければいけませんね。私は日本の国益に関わる対露外交においては乖離(かいり)がありすぎた」と述べました。