パントリーと子ども部屋の収納を「扉なし」に。3年暮らして使い勝手に満足
3年住んで実感、扉をつけなかった想定外のメリット
パントリーも子ども部屋の収納も、扉をつけないことで、無意識に目が向く場所になりました。そのため、散らかってくると「片づけなきゃ」という気持ちが生まれます。 子どももそのせいか、オープンな収納場所に服を置きっぱなしにしたり、ものをつめ込んだりしません。 パントリーも、少しごちゃっとしてくると「片づけよう」と思えるので、人に見られてもそれほど困らない程度に片づいています。自然に整理整頓できることは、想定外のメリットでした。
リビング収納も扉をつけなくてよかったと後悔…
逆に、扉をつけたものの、住んでみて不要だったと感じているのが、リビング収納です。わが家のリビング収納は、縦長LDKのキッチンの反対側にあります。テレビ台の裏に回った場所にあるため、リビングからは目に入らない場所。 このリビング収納には、夫の趣味であるワインセラーも収納しています。熱がこもりがちなので、扉があっても、あけたままにしていることがほとんどです。 来客時のことを考えて、扉を設置したものの、死角だったため目に入ることがなく、このスペースに扉は要りませんでした。もしも扉をつけなければ、工事費も抑えられたと思うと、少し後悔しています。 収納の扉は、目隠しの意味でもあって、あるのが当たり前と思っていました。しかし、設置しなくても、まったく問題ないケースも。場所によっては、むしろ開放感が得られたり、使い勝手がよくなったりするものです。
日刊住まい編集部