6割が止まらない…信号機のない横断歩道 全国平均下回る【佐賀県】
県内の信号機のない横断歩道での車の停止率について、調査の結果全国平均を下回る4割だったことがわかりました。死亡事故にもつながりかねないこの運転、実際に県内の交通量の多い交差点で、車の様子を撮影しました。 JAFは今年8月、信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしている時に車が止まるかどうか全国で調査を行いました。 その結果、全国では、53%の車が止まっているのに対して、県内は、40%の車しか止まっておらず、全国平均を10%以上下回っています。 【リポート・鈴木悠斗】 「横断歩道に歩行者がいる時、車が止まるかについて見ていきます」 13日は、佐賀市内の2ヶ所の信号機のない横断歩道で様子を撮影しました。 すると… 【鈴木悠斗】 「歩行者がいるんですが、車が2台ともそのまま通り過ぎてしまいました」 多くの車が一時停止をしていましたが、中にはこんな車も。 青色の車は歩行者が待っているのに横断歩道を直進、さらに歩行者が渡っている先の横断歩道も通過していきました。 その後警察車両が車を追いかけ運転手を指導していました。 【大学生】 「大学の前も、信号機がない横断歩道があるので、いつ止まってくれるのかなみたいな雰囲気はあります」 【大学生】 「朝とかは車が並んでいると反対側が見えない時に猛スピードで通り抜ける車に怖いなと思います」 県警によりますと、今年1月から10月末までの間で横断歩道上での人身事故が62件発生していて、このうち5件は歩行者が犠牲となった死亡事故だということです。 信号機のない横断歩道で歩行者を優先しなかった場合二輪車は7000円、普通車は9000円の罰金となります。
サガテレビ