【プレビュー】ユヴェントスとラツィオが上位対決。2位インテルはローマと対戦 | セリエA
2024-25シーズンのセリエA第8節が日本時間19日から22日に開催。今節の注目試合を紹介する。 ミランvsウディネーゼ ホームでは今季リーグ戦3試合で無敗のミラン。実際、パウロ・フォンセカ率いるチームはここ2試合無失点で勝利しており、ミランは2022年半ば以来となるホーム3試合連続クリーンシートを達成する可能性がある。負ければミランは全コンペティションを通じて開幕から10試合で5敗を喫することになるが、過去80年間でこのような事態は2度しか起きていない。 もちろん、好調のウディネーゼには別の思惑があり、直近では昨年11月にサン・シーロでミランと対戦し、1-0で勝利している。今季はここまで、勝ち点13で5位となり、首位ナポリにわずか3差、そして今週末に対戦する強豪ミランを上回った。 なお、ミランはテオ・エルナンデスが出場停止で欠場。今回もタミー・エイブラハムとアルバロ・モラタがポジションを争うか、あるいは攻撃でコンビを組むことになるだろう。 ユヴェントスvsラツィオ 勝ち点13で並ぶセリエAの強豪、ユヴェントスとラツィオが土曜日の夜にトリノで対戦する。ユーヴェは国際試合が行われる前に引き分けに持ち込まれたものの、チアゴ・モッタの下で無敗のスタートを切り、首位の座を射程圏内に捉えている。 年齢層を下げるという新クラブの目標を達成したモッタは、今シーズン、ユヴェントスを昇格組のパルマに次いでセリエAで2番目に平均年齢が若いチームにした。2024年、ユヴェントスはリーグ戦27試合中14試合を引き分けており、これはヨーロッパの5大リーグを通して他のどのチームよりも多い。 ユヴェントスとラツィオのセリエAでの対戦成績は、過去20回の対戦でわずか1敗、15勝を挙げている。 実際、その間にラツィオがアウェイで勝利したのは2017年10月までさかのぼるが、最近の成績はより好調なライバルとの差がわずかに縮まっていることを示唆している。セリエAではホームでの直近9試合で7勝を挙げ、その過程で90分に2ゴールのペースで得点を挙げているラツィオだが、今シーズンはスタディオ・オリンピコからのアウェー戦では1試合平均わずか1ポイントに留まっている。 ローマvsインテル セリエAのタイトル防衛を目指すインテル・ミラノは日曜日の夕方、スタディオ・オリンピコを訪れる。インテルは3連勝で終えたが、その一方でローマは安定感を求め続けている。 イヴァン・ユリッチ新監督のもと、最初のリーグ戦2試合はともに勝利したが、ローマの混戦模様は10月初旬まで続いた。ヨーロッパリーグでエルフスボリに敗れ、モンツァでは1-1の引き分けに終わった。 ACミランとのダービーでの敗戦から立ち直り、国内リーグで2勝、チャンピオンズリーグで1勝を挙げたシモーネ・インザーギ監督率いるチームは、その勢いに乗って、元指揮官アントニオ・コンテが率いるナポリを追い落とそうとしている。問題なのは守備面。インテルはここ3試合、セリエAで少なくとも2失点しており、これは2017年以来最悪の成績に等しい。一方、イタリア代表としてUEFAネーションズリーグ出場を逃したインテルの中盤のマエストロ、ニコロ・バレッラも今週末には復帰するだろう。