「裁判の被告が逃げた」想定し訓練 刑務所・警察・裁判所が合同で実施
金沢地方裁判所の法廷から被告人が逃走したと想定し警察や刑務所などが対応を確認する訓練が6日、金沢市で行われました。 【写真を見る】「裁判の被告が逃げた」想定し訓練 刑務所・警察・裁判所が合同で実施 金沢駅前のバス乗り場で不審な動きをする1人の男性。 訓練は裁判所の法廷で無罪を主張していた被告人が実刑判決に納得せず逃げ出した想定で行われました。 金沢刑務所と県警察本部、金沢地裁が参加し公共交通機関を使って遠方に逃げるため金沢駅に辿り着いた被告に対し警察が声がけ。 刑務官が身柄を確認し確保するなど連携を確認しました。 ■「初動に不備あれば社会に与える影響計り知れない」有事に備えたい 金沢刑務所 飴谷武尊 統括矯正処遇官 「(逃走事故が発生した場合)初動対応に不備が出れば近隣住民や社会に与える影響は計り知れない。今後も警察と裁判所との連携強化を図り逃走対応時に備えたい」 金沢刑務所では1964年=昭和39年に手取川で作業中に受刑者が逃走しおよそ3時間後に確保される事案が発生しています。
北陸放送