行方市新庁舎の賛否 住民投票求め署名簿 市議、市選管に提出 茨城
茨城県行方市が「なめがた地域医療センター」(同市井上藤井)敷地内への市役所新庁舎整備を検討していることに関連し、賛否を問う住民投票の実施を目指す市議が23日、投票実施に賛同する2187人分の署名簿を市選挙管理委員会に提出した。 提出後に会見をした高木正市議は「病院がなくなってしまう可能性があることと、約70億円をかけての新庁舎整備。これを知らない市民が多く、市執行部の考えと市民の思いにずれが多いことが分かった。(市や賛成議員には)署名の重みを受け止めてほしい」と強調した。 署名簿は市選管の審査や署名簿の縦覧を経て、535人以上の有効署名が確定すれば、市長に対し、住民投票条例の制定を直接請求できる。来年1月下旬から2月上旬に臨時会が招集される見通し。
茨城新聞社