異業種から100人超参加 刈谷会議所、大府会議所とビジネス交流会
【刈谷】刈谷商工会議所は、刈谷市中山町のディースクエアで大府商工会議所と初めての「合同ビジネス交流会」を開催した。異業種の企業による交流を通じて、両地域の経済活性化につなげる狙い。経営者や幹部ら100人超が参加した。 両市は、製造業を基盤とする類似した産業構造を持つ。これまで人的、経済的な交流が活発に行われてきた。また、スタートアップとの連携や協業を通じたオープンイノベーションに力を入れていることもあり、今回の交流会を実施した。 当日は、両会議所がそれぞれの活動を報告したほか、愛知県の担当者がスタートアップ支援拠点「ステーションAi(エーアイ)」(名古屋市)を紹介した。 その後、参加者は名刺を交換しながら、自社の業務内容をアピールするなどして、交流を深めていた。参加者の一人は「異業種の交流機会は貴重でうれしい」と、ビジネス拡大や人脈形成に期待を寄せていた。 主催者として刈谷商工会議所の加藤英樹会頭があいさつ。製造やサービス、IT、小売り、スタートアップなど、さまざまな業界から参加者が集まったことを報告。「新たなビジネス機会の創出や、各事業者の知見、技術を共有することによる相乗効果で、地域全体のさらなる活性化に期待したい」と話した。