【ボートレース】王者・松井繁が4年ぶりにグランプリ登場。家族と前夜祭をしてイメトレ…住之江・グランプリ
◆SG第39回グランプリ(16日・ボートレース住之江・前検日) 王者・松井繁が4年ぶりにGPに帰って来た。1995年、第10回大会の初出場から過去23回出場し16優出3Vの実績を残してきた。今回はTR1stからのスタート。まずはベスト12入りを目指す。 ピットで記者の姿を見つけると「ここに入ってくる前にイメージトレーニングをしてきた」と教えてくれた。自宅で家族が前夜祭を行ってくれたそうだ。「過去に勝った3回のレースを家族みんなで見てきた。いい刺激になったし良かったね。せめて1stは突破して自分も楽しみたい」と不敵に笑った。 イメトレの効果はすぐに出た。引き当てた66号機の前評判は一息だったが、直前の中間整備でセット交換(ピストン2本、リング4本、シリンダーケース)が行われていた。「セット交換はエンジンを引くまで知らなかった。後はペラを合わせられるかどうか」と松井。峰いわく「今節、セット交換は出来るけど、いい部品は残っていないみたい」。つまり、直前に中間整備されたエンジンにいい部品が入っている可能性が高い。 課題としてはエンジンの音の軽さを挙げた松井。「藤原君(84キロ)ぐらい体重があったら、重い音するんやけどな。俺の体重やったら軽いわ」と記者をからかい“絶口調”。間違いなく雰囲気はいい。まずは初日12Rの4号艇に注目したい。(藤原 邦充)
報知新聞社