山あい500人疾走 紀中最大の自転車イベント、和歌山県みなべ発着
和歌山県日高地方を舞台にした紀中最大のサイクルイベント「和歌山紀中サイクルフェスタHUB(ハブ)24」(実行委員会主催)が24日、みなべ町を発着点として開かれた。県内外から約500人が参加し、山あいや川沿いの自然を満喫しながらコースを駆け抜けた。 【和歌山紀中サイクルフェスタの動画はこちら】 イベント名の「ハブ」は、車輪の車軸であり、中心や拠点を意味する。「和歌山の真ん中である紀中から、自転車で盛り上げていこう」という思いを込めており、紀中の魅力をアピールし、地域活性化につなげることが目的。スピードを競うのではなく各自が自分のペースでサイクリングを楽しむイベントで、今年で3回目。総距離約110キロの「ロングコース」と、約72キロの「ショートコース」があり、両コースともみなべ、印南、日高川の3町を巡った。 スタート・ゴール地点となったみなべ町東本庄の保健福祉センター前では、午前6時半過ぎにオープニングイベントが始まり、山本秀平町長が「たくさんの方に和歌山県、そしてみなべ町にお越しいただき、ありがとうございます。みなべは日本一の梅の里。梅の魅力や地域の豊かさを少しでも感じてもらえたら。今日は一日楽しんでください」とあいさつ。7時から参加者がグループ別に順次スタートを切った。南部川沿いや切目川沿いを経由して、日高川沿い、黒潮フルーツラインなどを走り抜けた。 食べ物や水分を補給するエイドステーション(休憩所)は紀州備長炭振興館(みなべ町)や切目川ダム(印南町)などに設けられ、梅干しやミカン、ミニトマト、めはりずし、アユの一夜干しなど日高地方の特産品が参加者に振る舞われた。
紀伊民報