皐月賞馬ジャスティンミラノが引退 ブリーダーズSSで種牡馬入り 友道調教師「長所を子供たちに伝えていってくれれば」
今年の皐月賞馬ジャスティンミラノ(牡3・友道)の引退が決まった。14日、友道調教師が発表した。右前浅屈腱炎によるもの。あす15日に競走馬登録を抹消する。今後は北海道・日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬となる予定。 同馬は父キズナ、母マーゴットディド(その父エクシードアンドエクセル)の血統。デビュー3連勝で皐月賞を制し、続く日本ダービーでも2着に入った。その後は休養を挟んで秋初戦の天皇賞・秋に向けて調整を進めていたが、右前浅屈腱炎を発症。9か月以上の休養を要す見込みとの診断を受けていた。通算成績4戦3勝、獲得賞金は4億306万円。 友道調教師のコメント「競走成績は4戦3勝と立派なものですし、ダービー(2着)もいい競馬をしてくれたと思います。特に皐月賞であの位置から長くいい脚を使って、差し切ったというのは本当に心肺機能の高い馬だからこそ。精神的にも落ち着いた馬でした。これからだと思っていたので残念ですが、フレッシュなうちに種馬になったので、その長所を子供たちに伝えていってくれればと思います」
東スポ競馬編集部