台風被災の鉄道復旧、千葉・房総 3カ月半ぶり、全線で運行開始
9月上旬の台風13号に伴う大雨で被災し、一部区間で不通が続いていた千葉県の第三セクターいすみ鉄道で復旧工事が終わり、25日に再び全線での運行が始まった。特に被害が大きかった同県大多喜町の現場近くで式典が開かれ、工事関係者らに古竹孝一社長が感謝状を贈った。 いすみ鉄道は千葉県のいすみ市と大多喜町を結ぶ。同町内で接続し市原市中心部との間を走る小湊鉄道も、大雨で一部不通となったが、11月下旬に復旧。房総半島を横断するように運行する二つの地方鉄道が、被災前の状態に戻った。 9月8日の大雨で、いすみ鉄道は大多喜―上総中野間で線路の下や脇の土砂が崩れ、レールが宙に浮くなどした。