巨人の内野陣がGG賞を独占?「吉川尚輝が受賞していないのが不思議」との指摘が
遊撃守備で心掛けていること
昨季は5失策と守備での安定感が際立っていたが、遊撃のレギュラーで出場し続けている今季は心身の疲労が格段に違う。今年2月に週刊ベースボールで、遊撃の守備について以下のように語っていた。 「不安がないわけではありません。逆シングルはちょっと多めに練習してきましたし、グラブもどの角度がいいかというのは自分なりに考えてやっています。握り替えも得意ではないですし、捕球の形もまだまだあまり良くない。昨年の侍ジャパンのときに井端(井端弘和)監督にいろいろお聞きして、イメージしながらやってきました」 「ボールを捕るときに背中がめちゃくちゃ伸びてしまうんですよね。だから、(井端監督の助言で)『ちょっと力を抜くくらいでいい』というのはすごく意識しています。井端監督がよくおっしゃっている『脱力』ですね。 不動の遊撃として長年活躍した坂本が守備にお手本であることは変わらない。「試合中でも練習中でも、ずっと見ておかないといけない方だと思いますし、見ているだけで得るものがある。そこは貪欲に吸収していきたいです。打球の予測もそうですし、やっぱりグラブさばきが全然違う。あれくらい試合中でも力を抜いてプレーできたらいいなと思います」と明かしていた。 昨季のゴールデン・グラブ賞は一塁・大山悠輔、二塁・中野拓夢、三塁・宮崎敏郎、遊撃・木浪聖也で、他のポジションを含めて巨人からは8年ぶりに1人も選出されなかった。今年は守備能力が高い内野の4選手が独占できるか。 写真=BBM
週刊ベースボール