角田裕毅は終盤の痛恨スピンで14位 フェルスタッペン通算60勝目 F1カナダGP
◇F1第9戦カナダGP決勝(2024年6月9日 モントリオール ジル・ビルヌーブ・サーキット=1周4.361キロ×70周) 来季のRB残留が決まった角田裕毅は終盤のスピンで14位にとどまり、入賞は3戦連続でストップした。2番手から出たレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が1時間45分47秒927で2戦ぶり今季6勝目、通算60勝目をマーク。2位はマクラーレンのランド・ノリス(英国)、3位はポールポジション(PP)から出たメルセデスのジョージ・ラッセル(英国)だった。 雨の影響で路面が滑るコンディションでのスタート。ウエットタイヤを選択したハース勢のケビン・マグヌセン(デンマーク)が14番手から4番手、ニコ・ヒュルケンベルク(ドイツ)が17番手から9番手へジャンプアップする中、角田はスタートで8番手から3つポジションを落とし、4周目では12番手へ後退した。路面が乾き始めてハース勢がピットインし、序盤は10番手の走行となった。 25周目にウィリアムズのローガン・サージェント(米国)がスピンしてストップ。セーフティーカーが入り、各マシンは降雨に備えてタイヤを交換したが、角田はコースに残り7番手に浮上した。30周目でレース再開となり、路面が乾いた45周目でピットインしてミディアムタイヤを選択。だが、52周目にハードタイヤを履いたアストンマーチンのランス・ストロール(カナダ)に抜かれて8番手へ後退し、67周目にはコースアウトして痛恨のスピン。何とかコースに復帰したものの、あと一歩で4戦連続入賞を逃した。 フェルスタッペンは25周目に最初のタイヤ交換を行い、トップを走行していたノリスのピットイン遅れをついて首位に。45周目に2度目のタイヤ交換を実施すると、47周目にピットインしたノリスの先に出て逃げ切り、セーフティーカー導入2回、リタイア5台の乱戦を制した。 ◇決勝順位 (1)フェルスタッペン(レッドブル) (2)ノリス(マクラーレン) (3)ラッセル(メルセデス) (4)ハミルトン(メルセデス) (5)ピアストリ(マクラーレン) (6)アロンソ(アストンマーチン) (7)ストロール(アストンマーチン) (8)リカルド(RB) (9)ガスリー(アルピーヌ) (10)オコン(アルピーヌ) (11)ヒュルケンベルク(ハース) (12)マグヌセン(ハース) (13)ボッタス(キックザウバー) (14)角田裕毅(RB) (15)周冠宇(キックザウバー) リタイア サインツ(フェラーリ) リタイア アルボン(ウィリアムズ) リタイア ペレス(レッドブル) リタイア ルクレール(フェラーリ) リタイア サージェント(ウィリアムズ)