能代松陽がセンバツ初勝利、3回戦へ 21世紀枠の石橋に競り勝つ
第95回記念選抜高校野球大会は第4日の21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、昨秋の東北大会4強でセンバツ初出場の能代松陽(秋田)が、21世紀枠で春夏通じて甲子園初出場の石橋(栃木)に3―0で勝利した。 【能代松陽vs石橋の試合を写真で振り返る】 能代松陽は2013年に能代商などが統合して現校名に変わり、校名変更後では甲子園初勝利となった。秋田県勢のセンバツ勝利は第87回大会(15年)の大曲工以来、8年ぶり。 能代松陽は第9日(26日)の第1試合で、大阪桐蔭と対戦する。 ◇ 能代松陽が投手戦を制した。エース右腕の森岡は130キロ台後半の直球とスライダーを低めに集め、相手打線を内野安打2本に抑え、無四球で12三振を奪った。打線は一回に斎藤の犠飛で先制し、八回に2点を加えた。石橋は先発・入江が走者を出しながらも粘投。攻撃では三回に三塁まで走者を進めたが、1点が遠かった。 ◇能代松陽・工藤明監督 先発の森岡が非常に良いピッチングをしてくれた。球が低めに集まり、それが垂れないで伸びていて良い状態だった。中盤に追加点が取れなかったことが課題。(次戦は大阪桐蔭と対戦)日本一の力のあるチームと戦えるのは幸せなこと。 ◇石橋・福田博之監督 守備陣は持っている力を出してくれて、100点満点をあげたい。(相手の)森岡投手は直球を狙ったが、予想以上に手元で伸びてきて、とらえられなかった。(初出場だった)甲子園は一度来たらまた来たくなる場所だと聞いていたが、独特の素晴らしい雰囲気。感極まりました。