【写真：Getty Images】

　イゴール・トゥドール氏が3月にラツィオの新指揮官に就任して以来、日本代表MF鎌田大地は存在感を示し続けている。現地時間19日に行われたセリアA第37節インテル戦ではゴールも決め、ますます鎌田の地位は確かなものになりそうだ。しかしその一方で、現地メディア『LaLazioSiamoNoi』は同選手の残留に懐疑的だ。 【動画】鎌田大地、ラツィオでのスーパーゴール！ 　同メディアはトゥドール監督就任以降の鎌田の活躍について「チームの中心に返り咲いた」と評価しながら、「その将来は謎のままだ」と伝えている。クラブとの契約を延長する権利は鎌田が有しており、3年間期限を延長するか今季限りでチームを去るか、選手側が5月31日までに判断することになっている。 『LaLazioSiamoNoi』によると、「更新オプションにまだイエスが届いていない」という。また、鎌田側からクラブに対し、現在の手取り年俸300万ユーロ（約4.2億円）から350万ユーロ（約4.9億円）に増額してほしい要望もあるようだ。かつ、鎌田は「1年だけの契約延長を望んでいる」という。 　これに対し、同メディアは「ラツィオがそのようなシナリオを受け入れるかどうかは定かではないため、道が別れる可能性もある」と伝えている。さらに「鎌田はチャンピオンズリーグでプレーすることを夢見ているが、チームがそれを保証することはできないだろう」と述べ、選手の目標とクラブの実情が噛み合わない可能性も指摘した。最終節を残し、ラツィオはリーグ7位につけている。