窓口対応を円滑化 民間委託開始 北上市 市民課一部業務
北上市は、本庁舎市民課窓口業務の一部で民間委託を今月から始めた。受託業者は各種証明書の受け付け、交付などの定型的業務を請け負い、業務の平準化、効率化を図る。 市民課は市民生活に直結する窓口で業務は多岐にわたり、近年はマイナンバーカードの業務も加わり来庁者の待ち時間が課題となっていた。市は、特に負担の大きい定型的窓口業務の一部の民間委託へ、3月にプロポーザルを実施。全国各自治体で同様の業務を請け負う人材総合商社エイジェック(東京都新宿区)に決定した。 県内で窓口業務の民間委託は一関市、陸前高田市に続き3例目。委託期間は2027年9月まで。年間委託料は3748万円(今年度は半額)。半年間の準備、研修を経て今月1日に委託を開始した。