ボクシング連盟が緊急会見(全文1) 会長は言ったことをちゃんと守る人
日本ボクシング連盟は8日夕、山根明会長の辞任表明や「日本ボクシングを再興する会」の記者会見を受け、東京都内で記者会見を開いた。吉森照夫専務理事は、山根氏が会長職と理事のどれを辞めるのか明言していないことについて、山根氏の性格を鑑みて「両方を辞める」との認識を示した。再興する会が審判不正の証拠として公表した山根氏の音声データについては「会長がそう言ったとすれば影響を受ける審判がいる可能性はある」と述べながら、擁護するかのような発言もみられた。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】ボクシング連盟が緊急会見 山根会長辞任や音声データで説明」に対応しております。
「楽になってください」とみんなで訴えた
司会:点に関して、現在お答えできる範囲で皆さまにお伝えいたしたく、急遽、記者会見を開かせていただきます。急遽の会見でしたので、こちらの会場自体が18時から19時までの1時間の制限になっておりますので、そこのところ了承いただきたいと思います。それでは一般社団法人日本ボクシング連盟の専務理事であります、吉森照夫から述べさせていただきます。 吉森:こんにちは。よろしくお願いします。吉森です。今日会長が辞任のあいさつ、辞任の報道をされました。昨日の理事会で理事会に来た23名と、あと委任状が2人いますが、25名の理事で理事会成立しているのですが、この状況はボクシングそのものの信頼に関わることだと。それから会長自らが1人で反社会的勢力の方との対応、ないしはそれについての問題解決のために一生懸命やっている姿を見て、非常に、当然ですが、年で健康も害し沈痛していました。そういうことを心配して会長自ら、会長どうぞ、そういう立場を、そういう健康を害するような立場じゃないように、楽になってくださいという、みんなで訴えました。 そのことで会長は、理事会だけではなくて自分がもうちょっとよく考えたいということで、あしたまで時間をくださいということでありました。そういう意味での辞任ということで、そこに集まっている理事一同が、会長がどういうふうに決断するかについては理事が全員一任するということで会を終わりました。その結果、今日、会長が辞任のあいさつをされたわけです。 会長の言葉の中にもあったと思いますが、この件で一番私どもは、苦しい思いしているのは選手たち、選手を育てる指導者たちがどんなにつらい思いをしているかと思うと、本当にそれが一番悔しいことでした。そういうことをなんとか早く乗り越えて、あらためてもう一度、日本ボクシング連盟を信用あり活発で活性化する団体にするようにしなくてはいけないと考えております。そのために今、日本ボクシングを再興する会からいろいろな申し立てを受けていますが、すでに発表のとおり第三者委員会を早急に立ち上げます。立ち上げるというか、お願いをできる方を今探しているところです。20日までにそれを決めて、JOCその他、日本スポーツ協会に報告しなくちゃいけません。そのための努力をしております。 あと、どういうふうに言えばいいんですかね。いろんな再興する会のほうから言われている内容を今回初めて、つい最近です。書類として告発状をもらいましたけれども、多岐にわたっているのと、これは私があまり言うべきではなくて、第三者委員会のほうでよく調べていただいて、申し立ての内容、事実確認をしていただいて、それで、必ずどうすればいいかっていうことの提言をされます。それに従って日本ボクシング連盟をよりクリーンで開かれた会にするように、私どもこれから一丸となって努めてまいりたいと思っております。 それぐらいかな。あともう1つ、同じことでございますけれども、すいません。われわれの責任があるので、いずれ辞任することも考えておりますけれども、当然ですけども、辞任するまでの間、どんどんいろんな行事が進行します。近いところでは公認コーチ講習会、それからアンダージュニアの東西の王座決定戦があります。それから国体も間近です。そのための進行、もちろん再興する会がなんらかの総会とか、そういうものの手続きがあればそれは進行していっていいんですけれども、その間も行事が進行しますので、どうか選手、指導者、ご家族の皆さんに心配の掛けることのないようにしていただきたい。私どももちゃんと責任を持って今の仕事を続けてまいりますので、それをぜひ訴えたいと思いまして、今日、急遽、この記者会見を開きました。はい。これでいいのかな。 司会:質疑。