夏の移籍でどう変わった? J1クラブ市場価値ランキング9位。大型補強を敢行! 億超え選手ズラリで大幅アップ
2024年の明治安田J1リーグは、夏の移籍市場の登録期間が8月21日で締め切られた。どのクラブも選手の補強や放出の動きがあり、戦力がアップしたチームもダウンしたチームもある。今回はデータサイト『transfermarkt』のデータを基に、J1リーグ全20チームの総市場価値をランキング化して順位ごとに紹介する。
9位:京都サンガF.C. 監督:曺貴裁 J1リーグ順位:16位 総市場価値:1638万ユーロ(約26億2080万円) 最高額選手:ルーカス・オリヴェイラ(200万ユーロ/約3億2000万円) 京都サンガF.C.は、今夏の移籍市場で総市場価値を急激に高めた。現在の市場価値は、1638万ユーロ(約26億2080万円)となっている。 6月24日時点で京都の総市場価値は1220万ユーロ(約19億5200万円)で全体14位、最高額選手は100万ユーロ(約1億6000万円)の川﨑颯太だった。しかし、現在16位とJ2降格の危機に瀕している状況でクラブは大型補強を敢行し、この夏に市場価値100万ユーロ超えの外国人選手を3人獲得。ブラジルのクルゼイロからルーカス・オリヴェイラ(200万ユーロ/約3億2000万円)とラファエル・エリアス(180万ユーロ/約2億5200万円)を、ポルトガルのジル・ビセンテからムリロ・コスタ(120万ユーロ/約1億6800万円)を迎えて、一気に戦力を強化している。 特にラファエル・エリアスは、加入後J1リーグ5試合で5得点を挙げる見事な活躍を見せている。ハットトリックを達成した今月17日のセレッソ大阪戦のあとには、曺貴裁監督が「短い時間で彼もチームの方に寄りながらプレーして、フォアザチームの中でプレーしたことが今日の3得点に繋がった」「取ったのはエリアスでハットトリックが注目されがちですが、そこには奪った人繋いだ人、全ての人のプレーが重なっての得点なので、やはりその結集がエリアスに行ったっていうことは1つポジティブだと思います」と、クラブの公式サイトで称賛のコメントを残した。 今夏の主力級の選手の放出はなく、チームの戦力は上昇しているとみていい。京都はリーグ戦直近8試合で5勝2分け1敗と非常に好調で、良い流れできている。積極的な補強が実を結んでいると言える状況で、このまま残留決定まで駆け抜けたいところだ。
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