まだまだ秋味は「デリシャス!」 コメの出来は大幅に改善 青森県弘前市・八戸市
RAB青森放送
りんごの主力品種サンふじの収穫が弘前市で始まりました。ことしは玉伸びが良く味も甘く仕上がっているということです。 弘前市前坂の三浦浩輝さんのりんご園ではいつもの年より1日早くきょうから「サンふじ」の収穫が始まりました。さわやかな秋晴れのもと三浦さんは家族や親戚5人で赤く色づいた実を丁寧にもぎとりかごに入れていました。ことしは玉伸びが良く味も甘さと酸味のバランスが良いりんごに仕上がったということです。 ★りんご生産者 三浦浩輝 さん 「(丸かじりして)うん デリシャス」 「酸味もあって甘みもあるのですごくおいしいですよ」 去年産りんごの年間の販売価格は消費地では1キロあたり463円、産地価格は301円とともに過去最高値となりました。ことしも相場は堅調だということで三浦さんは高値を期待していました。 ★りんご生産者 三浦浩輝さん 「(りんごが)落ちるのもそんなにないし割と良い出来秋になったのではないかと思っています」「やっぱり生でかじりついてほしい」 県内では来月サンふじ収穫の最盛期を迎えます。
秋サバ水揚げ500トン超
一方、八戸港の第1魚市場ではけさ旬の「秋サバ」が505トン水揚げされました。500トンを超えたのは2か月半ぶりで水揚げしたのは三陸沖で操業している県外3つの巻き網船団です。 サイズは250グラムが中心で3割近くは300グラムを超え脂がのっているサバもありました。 入札の結果10キロあたり1900円から860円と品薄感もあってまずまずの価格で取り引きされました。 八戸港でサバの水揚げが500トンを超えたのは今シーズン2度目でハマは久々ににぎわいました。 ★八戸魚市場 深川正人部長 「まとまったトン数が見えてきたので今後も期待したいと思っています」 八戸港ではサバの記録的な不漁が続いていて、シーズン到来の兆しに期待が膨らんでいます。
一等米比率 90%台に回復
この秋はコメの出来が大幅に改善しました。 農林水産省によりますと、ことし収穫された県産米の一等米比率を94.6%でした。 猛暑の影響で品質が低下し大幅に下落した去年に比べ25.7ポイント増加し、2年ぶりに90%台に回復しました。 これは全国平均の77.3%、東北平均の93.1%をいずれも上回り、全国で4番目に高い比率です。 品種別ではつがるロマンが98.1%、青天の霹靂は96.3%、まっしぐら94.5%、はれわたり94.1%といずれも90%を超えました。 去年に比べて猛暑日が少なったことが要因とみられています。 一等米比率の改善によってコメの流通量が安定し、品薄の解消につながるとみられています。