Travis Japan・七五三掛龍也&吉澤閑也が舞台でW主演!「来場いただける方々がのめり込めるような作品に」
<中村梅雀 コメント>
実に、私にとっては32年ぶりのミュージカルです。意味深い素敵な作品に出演できて、とてもうれしいです。 身に降りかかったさまざまなことを、受け入れざるを得ない世界で、目が見えないことで見た目ではなく真の心が見えたり、自然の変化を敏感に感じたり。聞こえている言葉に惑わされずに本心を探ったり。そこには、愛がありますね。 ジジイは悲しい役ですが、私にいろいろと学ばせてくれます。空気の変化をたくさん感じて、演じたいと思います。
<作:後藤ひろひと コメント>
まるで”病気の街”のような劇団にいた。団員は皆、容姿も個性も独特で、私は常にそれらの特性を活かした脚本を書こうと努力した。その劇団を退団する時に書いたのがこの作品だ。なので私はこの作品に”病気の街”への別れのメッセージを込めた。 ほんの数年前、地球全体が”病気の街”になった。深い悲しみや不思議な光景が世界を覆った。そんな”病気の街”にも終わりが来た。だからこの作品が帰って来たのだろう。
<脚色・演出:ウォーリー木下 コメント>
僕が演劇をはじめたころに衝撃を受けた劇団のひとつが遊気舎(後藤さんが所属していた劇団)でした。後藤さんの作るワールドと俳優陣の縦横無尽で無茶苦茶な演技は、まるで現代版の見せ物小屋、毎公演恐ろしくもたのしみに観に行っていました。 その中でも『ダブリンの鐘つきカビ人間』は、驚くほどにくだらなくて温かく、そしてグロテスクで美しい舞台でした。 ミュージカルにしたいと言ったのは僕です。理由は6つあります。1つ目は、骨の太い物語。どれだけ演出を変えてもぶれない強さ。ミュージカルにとって物語は最も大事な要素です。2つ目は、あ文字数。
<音楽/音楽監督:中村大史 コメント>
ユーモアと切なさと残酷さが混じり合ったダークファンタジー、それはそっくりそのままケルトの神話性、僕が好きなアイルランド音楽が密やかに纏う空気感につながります。 言葉にし難い、信仰にも通ずる想いを、ユーモラスな言葉のからくりをモチーフに、言葉を駆使して語られる物語。今作のために力を尽くす全てのメンバーの魅力が舞台上に集結したとき、そこにはどんな音楽が聞こえるのか。耳をすまして鋭意作曲中です。 3人のアイルランド音楽演奏家による生演奏でお届けいたします。