「酒を飲んで理性を失った」…食堂で飼っていた犬を投げつけた50代=韓国
飼っていた犬を床に投げつけるなど、数回虐待した疑いで裁判にかけられた50代が罰金刑を言い渡された。 【写真】飼っていた犬を虐待する男性の姿 18日、法曹界によると、済州(チェジュ)地裁刑事第1単独のヨ・ギョンウン部長判事は、動物保護法違反の疑いで在宅起訴された50代の男性A氏に罰金200万ウォン(約21万円)を言い渡した。 A氏は昨年4月19日、済州西帰浦市(ソギポシ)所在の自分が運営する食堂で飼っていた犬を手で持ち上げて床に投げつけて殴るなど、数回にわたり虐待した疑いが持たれている。 A氏の虐待を目撃した観光客が携帯電話で撮影した後、近くの交番に通報した。出動した警察は被害犬をA氏と分離し、動物保護センターに移した。 A氏の犯行は動物保護団体「ケア」が当時撮影された映像をソーシャルメディア(SNS)に公開することで知らされた。映像にはA氏が犬2匹を手で殴り、犬に向かって椅子を投げる姿などが映っていた。 ネットユーザーからの非難が相次ぐと、A氏は謝罪文を通じて「過労によって体が疲れた状況で、お客さんが勧めたお酒を飲んで一瞬理性を失った」として「物議をかもしたことに対して頭を下げてお詫びを申し上げる」と明らかにした。 裁判所は「被告人に同種の前歴がない点と動物保護団体などの抗議で被告人の飲食店の運営に支障があった点、犯行を自白し反省する点などを参酌して刑を決めた」と言い渡した。